両親は事件直後に当局のこうした動きを察知し、弁護士を立てて警察の聴取を拒否。私立探偵を雇って事件を調査させたり、犯人逮捕につながる情報に懸賞金をかけた。また、PR会社と契約して報道機関に対応するなど、事件は次第に「劇場型化」した。
当初はタブロイド紙が中心だったが、次第に主流メディアも巻き込まれる形で両親の犯人説を報道。97年に妻パトリシアさんとともにテレビ出演した父親のジョンさんが「私は自分の娘を殺していない」と答えるなど、異常な展開を見せた。
激しい報道にジョンさんは職を失い、ジョージア州アトランタに転居を余儀なくされた。このほかにも、タブロイド紙がジョンベネちゃんの検視写真や遺体発見現場の写真を入手し、その一部の掲載に踏み切るなど、死者の尊厳を侵害する報道も相次いだ。
容疑者逮捕を受け、父親の弁護士は16日、メディアに対し「最も低俗な冤罪(えんざい)」を作り出したと非難した。同日のメディアは、こうした批判にまだ応えていない。【ワシントン吉田弘之】
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