「彼女(ジョンベネちゃん)を愛していた。彼女に会うために家へ行き、一緒に地下室に入ったが、誤って死なせてしまった。殺すつもりはなかった」
カー容疑者はタイ警察にこう供述。犯人しか知り得ない情報を告白したとされる。タイ警察・入管は同容疑者を「(国家にとって)好ましからざる人物」と判断して在留資格をはく奪し、1週間以内に米国に強制送還する。米捜査当局は、誘拐殺人と児童に対する性的虐待の容疑で本格的に追及する方針だ。
タイ警察の発表と米メディアの報道によると、同容疑者が捜査線上に浮上したのは、数カ月前。かつて、ジョンベネちゃんの父親を容疑者と示唆するレポートを発表したコロラド大学教授に届いた電子メールだった。
同容疑者が出したとされるこのメールは、自らの関与を認めたうえで、「米国に帰るつもりはない。事実に基づいた映画を作りたいので、映画会社に著作権を売りたい」と書いていたという。
また、AP通信は裏付けがとれていない情報として、同容疑者がカリフォルニア州で教職についていたが、児童ポルノ所持容疑で逮捕され、02年に教職免許を失効した、と報じた。捜査当局がこの時点でマークしていたかどうかははっきりしていない。
ボルダー警察が、同容疑者を内偵中の今年6月6日、同容疑者はマレーシアからタイに入国。連絡を受けたタイ当局が所在を突き止め、16日夕、バンコクのアパートで逮捕した。
同容疑者はAP通信に対し、ジョンベネちゃんの母親に生前連絡したことを明かし、「彼女は私の手紙を読んだと思う」と話した。一方、同容疑者の元妻は、地元メディアに「元夫は事件についての記事を読みあさっていたが、当時は自分とアラバマ州にいたので犯人とは思わない」と話した。【バンコク藤田悟、ロサンゼルス國枝すみれ】
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